4月と5月の月給の差が分からなくて、「お金怖い!」と感じたので、お金について勉強しようと思ったふっくいです。セミナーに参加したり本を読んだりした結果、漫画で勉強するのが一番始めやすいと考えました。漫画の中でも「インベスターZ」を使ってお金について学んだことを、今回は書いていきたいと思います!
目次
インベスターZってどんな漫画?
あらすじ
お金って何だ?創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!「この世で一番エキサイティングなゲーム人間の血が最も沸き返る究極の勝負……それは金、投資だよ。」
投資部に入った主人公の財前が、お金の知識0から投資を始めお金についての知識を身に付けていく、そんな物語になっています。「投資」が中心のテーマになっていますが、「お金とは」から「就活」「恋愛」の話までお金に絡めて語られています。
お金って何?
お金って何?という根本的な質問についても、インベスターZでは書かれています。
人間が人間にかけた魔法なんだ!
©三田紀房/コルク
ただ、まだインベスターZを読んだことのない方にとってこの答えは急すぎると思うので、なぜお金=人間のかけた魔法なのか?まずはお金の歴史から見ていきたいと思います。
お金の歴史(インベスターZ1巻)
歴史の授業で学んだ人も多いと思いますが、日本で農耕民族の誕生が約1万年前、そしてお金の誕生は約4500年前です。お金が生まれるまでの間は、物々交換をして暮らしていました。
欲しいものを持つ同士が直接会ってものを交換していました、しかし、物々交換だと生ものの肉や魚が腐ってしまったり、自分が欲しいものを持つ人になかなか出会えないことがありました。
お金の誕生
そこで、ものの代わりになる「価値のあるもの」を決めようってことになりました、同じ価値のあるものを交換すれば、いちいち物々交換しなくて済みますもんね。いきなり「お金」ってものが生まれたんじゃなくて、交換のレートを決めていたみたいですね。ここが「お金」の誕生の先駆けになります。
お金が生み出したもの
お金によって人間は何が変わったのでしょうか?インベスターZ1巻ではこんなことが書かれています。
考える時間
お金が発明されてなかったら、人間は今も物々交換のために時間を使っていてインターネットや車などの発明はなかったかもしれませんね。
コミュニケーション
共通の価値のあるものを使ってものを交換することで、相手のことを知らなくても取引できるようになりました。お金が信用を生み、その信用が社会を作り上げ、人類の文化が発展していったということです。
そして、人と人の間に信用が生まれると価値を持つものなら何でも良いのじゃないか?と人々は考えるようになり、コインが誕生しました。
初めてコインが生まれたのは、紀元前600年頃のギリシャのアテナイだったそうです。金が普及した結果、経済も発展し、人口も急増したそうです。
印刷術
でも、この後コインの価値が下がったりしてコインの刻印を信頼するようになります。最終的には刻印に価値があるなら紙でも良いんじゃない?となり、印刷の技術が急激に発達し紙幣が生まれました。
お金は魔法
つまり、現代においてはお金自体は何も価値を持たないただの紙切れです。みんな紙切れのために一生懸命働いて、紙切れがないから亡くなってしまう人も世界中にはたくさんいるのです。
世の中には、「お金が欲しい」と思う人はたくさんいます。しかし、そもそも「お金とは何なのか?」ということにまで目を向ける人はあまりいません。漫画内で書いてあったとおり、現代においてお金とは単なる「価値交換のツール」なのです。
インベスターZでは、毎巻の最後に著名人へのインタビューが掲載されています。1巻ではお金の成り立ちを学ぶことがビジネスでも役に立つということがかかれています。
ビジネスのビジネスの世界でもこれは同様で、私たちが考えなくてはいけないのは、お金というモノサシが指し示している数字を通じて、「何と何とを交換しているか?」という部分です。交換する数字を大きくしていくためには、相手に渡す価値を大きくしていかなくてはなりません。
1巻で一番勉強になったのが、この言葉でした。お金について勉強することで仕事やビジネスでの考え方も変えていけたらと思います!