外資系ふっくいです。4月から休みの日は毎日蔦屋書店に行って本を読んだり、IT系の勉強をする生活を送っています。Twitterでも書きましたが、蔦屋書店の近くに住むとかなりQOLが上がるので、めちゃおすすめです。
蔦屋書店の近くに住んだのは、自分でもファインプレーやったと思う。
本読む環境があるから、インプット量がめちゃくちゃ増えた。— 外資系ふっくい 新卒編 (@fukui49yade) June 25, 2021
4,5月も10冊くらい読んでいましたが、新入社員やビジネス・お金の基礎知識みたいな本が多かったなと思います。意識を高めるって意味では自己啓発本を読んで良かったなって感じました。
蔦屋書店で試し読みをして、手元に置いておきたいと思った本をKindle unlimitedで読むっていうのがベストルーティンだと思ってます!
6月に読んだビジネス本3選
6月は研修も終わってどんなキャリアプランを描くのか?などを考えるうえで、キャリアプランを考えるのに役立つ本を8冊ほど読みました。
4.5月に読んだ「入社1年目の教科書」で「本を読む目的を考えろ」という言葉があったので、自分が手に入れたい情報を考えて、そこから逆算して本を選ぶようにしてみました。
6月は「キャリアプランの考え方」「マネジメントの方法」「文章の考え方」、この3つを本を読んで吸収しようと思いました。今回はその中でも良かったと思う「1%の努力」について紹介していきたいと思います。
1%の努力
「99%の努力と1%のひらめき」というのは、発明家エジソンの有名な言葉だ。これの真意をみんな誤解している。「1%のひらめきがなければ、99%の努力の努力はムダになる」ということを言った現実的な言葉だ。
ひらめきもないまま、ムダな努力を積み重ねていっても意味がない。
2ちゃんねるの創始者で、最近は「~するのやめてもらっていいですか?」で有名な、YouTubeも人気のひろゆきさんの本です。「1%の努力」というタイトルの意味を表した冒頭の言葉で、人生の幸せの総量を増やすための「生き方・考え方」についての話でした。
7つのエピソード
- 前提条件
- 優先順位
- ニーズと価値
- ポジション
- 努力
- パターン化
- 余生
今回はその中でも特に心を動かされた、前提条件・優先順位・努力の3つのエピソードについて書いていきたいと思います。
前提条件
7つのエピソードでも、特に最初の前提条件についてはひろゆきさんの生まれた団地での話から、今の思考回路が生まれた背景として団地で生まれたエピソードがありました。幼少期の家庭環境によって大人になってからの思考法が変わるってのはドラゴン桜でも言ってたし、自分の人生を振り返っても同感です。
この前提条件から、チャンスがやってきたときにそれを掴むことが出来る余裕を持っておくこと、つまり「片手の空いた状態」でいることが大切だと書かれていました。チャンスの神様は後ろハゲなので、一度逃がしてしまうと掴むことが出来ないのです。
優先順位
人生において優先順位をつけて生きていかないと、奴隷のような生き方になってしまう。それを防ぐためには優先順位をつけることが大切だというエピソードです。本の中でも書いてあった、有名な話が分かりやすいので引用します。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。
砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」
一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺は満杯か?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ
彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこではないんだよ。この例が私たちに示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ」
君たちの人生にとって「大きな岩」とは何だろう、と教授は話しはじめる。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり……。
ここでいう「大きな岩」とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。
もし君たちが小さな砂利や砂、水など、自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体を失うだろう。
この話、就活時代の自分に教えてあげたいくらい分かりやすくて大事な話だなと感じました。そして、働き始めると盲目的に仕事に追われ始めていた6月に読めて良かったとも思います。この本を読んでキャリアについてもう一回考えてみました。
自分にとって一番大きな岩は「面白い人と出会う」です。外資系に入ったのも面白い人と出会える環境だと考えたからでした。これからも面白い人とであえるチャンスがあるなら、逃さないようにしたいなと思ってます。
努力
「最後に勝つにはどうすれば良いのか」を考える
冒頭でも書いた「ドラゴン桜」みたいな努力すれば夢は叶うみたいな物語が昔から好きでしたが、生きていくにつれて努力でも叶わないことはあるなと思うようになってきました。例えば中高の部活も、全国大会とかには遠く及ばなかったし、受験も東大は夢の話でした。
就活中も自分よりもすごいなって人にたくさん出会いました。一番入りたかったメディア系の企業は受からなかったし、今の会社でも希望部署に配属はされませんでした。ただ、これは思考のない努力でした。
ひろゆきさんは本の中で「競争のいらないところに張る」ことで1%の努力でも成功すると書いています。努力と感じない部分や、同じ努力でもより大きい結果のでる場所で戦うということです。
あと、成功した人はみな努力しているって思ってましたが、色んな事を考えて動いた結果成功したら「努力だった」と思われることが多いんじゃないかと思いました。イチローさんも言ってましたが、「努力していると思いながらすることは努力じゃない」って心理だなという気持ちです。
最後に
24歳になってから、人生について考える機会が更に多くなって本を読む量も増えてきました。情報を選択肢として持って、自分のなりたい自分や、やりたいことができるように1%の努力をしていきたいと思いました。